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忙しい師走の時期、身体も心も温かくしてくれる正欉鉄観音茶と燻製龍眼とクルミのタフィー
台湾でも有名な「鉄観音茶」は、元々中国の福建安溪で成長していた、品種の名前が鉄観音と呼ばれている茶の木が、1895年より台北近郊の猫空エリアで栽培が開始されるようになりました。
この品種の香りは、パッションフルーツやマンゴーのような甘い香りがして、よく中〜高焙煎されて、冬に身体

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2022年11月6日読了時間: 4分


肌寒い時期に、身体も心も温めてくれる高山茶。
60年代から台湾茶を代表する凍頂烏龍茶がよく知られ、その製法による味わいも、今の台湾茶に大きな影響を与えています。その製法というのは、軽〜中の発酵度と軽〜中の焙煎度の組み合わせでまろやかな味わいが沢山の人気を得ました。発酵度を低くすれば、お茶の本来の味がそのまま残されそれぞれの違

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2022年10月8日読了時間: 5分


ギフトセット「山頭氣」がデビューしました。
山頭氣[shān tóu chì]とは、台湾茶が各地で栽培されることにより、それぞれの土地から生まれた風味のことを表している、台湾茶専用の単語です。フランス語における「テロワール(Terroir)」という言葉に似ており、台湾各地の土壌、気候、地形から生まれた繊細な台湾茶の味わいを

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2022年9月14日読了時間: 4分


ちょっと台湾10月号は花間茶語の桂花烏龍と老舗福源花生醬のお菓子
台湾のモクセイの品種は、少し日本の金木犀と違い、四季咲きモクセイという品種がほとんどです。学名はOsmanthus fragrans var. semperflorens、中国語では桂花と呼び、銀木犀も金木犀も四季咲きモクセイも木犀(モクセイ)の変種であるようです。文字通り、金木

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2022年8月30日読了時間: 5分


真夏に作られた紅玉紅茶で、残暑を楽しみましょう。
お茶の生産は常に24節気でお仕事が動いています。5月下旬の節気は、立夏の次の「小満」にあたり、7月下旬は立秋の一個前、「大暑」にあたります。
紅玉という品種は、台湾在来の「台湾山茶」とミャンマーのアッサム種と交配された新しい品種であり、独特な「シナモンとミント」の風味が出ます。

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2022年8月4日読了時間: 4分


8月に紹介するのは、夏バテに効く先人の知恵、仙草茶。
夏の長い台湾では、熱中症予防のために、古くから「青草茶」が飲まれています。
「青草」とは、ハーブと薬草の間にあるものです。
薬草だと、薬用植物で漢方や中医の病院で薬として使われたりする物が多いが、青草はそれよりも気軽に、お茶のように毎日飲んで良い物で、つまり医薬品ではなく食品扱い

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2022年7月4日読了時間: 5分


あの有名な凍頂烏龍茶が、蜜香バージョンもあります。
台湾茶の生産時期は、冬と春のみならず、夏にもお茶を生産しています。気温や湿度の高い夏には、酸化によるカテキンの発酵が早く進み、東方美人や紅茶のような発酵レベルが高いお茶を生産するのに最適な時期である。また、「蜜香茶」もこの時期だけ生産できます。
寒い冬を越え、夏は虫の繁殖期であり

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2022年6月8日読了時間: 4分


毎年待望の柚花茶、今回は紅茶バージョンが楽しめます。
宜蘭に引っ越した私は、やっと今年の製茶に参加することができました。
というのは、製茶はその日の天気によるので、「今週土曜日に製茶する」という事ができないのです。もちろん観光客のためにツアーの日にお茶摘みとかは全く問題ないのですが、真剣に良いお茶、そして毎年の優勝賞を目指して作るお

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2022年5月5日読了時間: 5分


チャイ専用の紅烏龍、入荷しました!
ストレートで淹れる時は、5gに150mlでお茶を作りますが、ミルクを入れるので先に濃いお茶を作ります。10g(大さじ2がちょうど10gの茶葉でした)の茶葉に対して、200mlのお湯でまずお茶を作ります。台湾の五香粉と同じく、私はマサラのような各種のスパイスを混ぜた粉があまり好きで

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2022年5月3日読了時間: 3分


清明の新茶:文山包種茶と包種茶雪花餅
4月5日は清明の日。清明が過ぎたら新茶の季節に入ります。
台湾では4月1日頃〜4月5日頃が長い休みがあり(地元ではよく春休みと呼んでいて、日本のGWのような感じかな?と思います)、4月に入るといつも熱中症になるくらい急に暑くなりますが、今年はかなり寒かったのです。通常は30度く

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2022年4月8日読了時間: 4分


木犀の香りで、うっとり癒されましょう。
お茶用のモクセイの産地は、台北の坪林や南港が有名です。100年前から栽培されるモクセイの森は今も守られていて、南港の里山のトレッキングルートや登山マップを見ると「桂花歩道」もあります。秋にモクセイの森に潜ると、アロマが身体に沁みます。
モクセイの花の咲く時間は、わずか4日間しか

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2021年11月2日読了時間: 4分


肌寒くなる秋は、高山茶の時期に入ります。
18世紀から中国から鉄観音の植木が台湾に初めて持ってこられ、台湾お製茶事業が始まりました(それまでは原住民が台湾特有の山茶を飲むこともあったが製茶事業の規模に至っていませんでした。山茶のストーリーはまた別の時間でお話しします)。

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2021年10月9日読了時間: 4分


紅烏龍って、紅茶?烏龍茶?
夏〜秋にかけて台湾では紅茶の生産時期であり、6月から紅玉紅茶、東方美人茶、蜜香紅茶などの紅茶シリーズを紹介してきましたが、いよいよ涼しくなり、今年の紅茶シリーズの最後に、紅烏龍茶を紹介したいと思っております。

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2021年9月7日読了時間: 4分


蜜香紅茶の故郷、花蓮舞鶴。
蜜香紅茶は、先月の東方美人茶と同じように、ウンカに噛まれ甘い香りが出る「蜜香」のカテゴリーに属しており、蜜香茶の中で一番代表的であります。 花蓮の舞鶴という村で、「大葉烏龍」という品種のお茶が栽培されています。この品種は、昔から青心烏龍と並ぶように、全国で沢山栽培されている...

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2021年8月8日読了時間: 4分


女王様のお気に入り、東方美人茶
夏から秋にかけては、東方美人茶を作る季節。東方美人茶の特徴は、蜜香紅茶と同じく、蜂蜜のような甘い香りがすることがよく知られています。

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2021年7月12日読了時間: 3分


夏バテ予防に欠かせない青草茶の歴史について
台北市内に薬草を売っている専門の市場が存在し、実はあの有名なお寺龍山寺の隣にあり、住所は西昌街で地元の人によく「青草街」、「青草巷」と呼ばれています。遠い昔の時代、まだ西洋医学が入ってきていなかった時に人々はよくお寺に行って診療してもらいました。診療というよりも、お祈りの気持ちが

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2021年6月14日読了時間: 4分


かつての紅茶大国、台湾。
今回は、日本植民地時代における紅茶のことについて少し話したいと思います。
1899年、三井物産株式会社が、台湾各地で茶畑を作り、イギリスのリプトンと競争するように、日東紅茶を作り始めたそうです。台湾は一時期東アジア最大な茶工場を持ち、1937年に日月潭紅茶が「Formosa Bl

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2021年5月22日読了時間: 4分


夏の台湾は、紅茶の生産時期に入ります。
夏の台湾は、紅茶の生産時期に入ります。台湾はお茶の国。春と冬は烏龍茶がメインで、夏と秋は紅茶と東方美人茶を作る季節です。
台湾の紅茶と言えば、花蓮の蜜香紅茶、南投の紅玉紅茶、阿里山/高山小葉種紅茶、近年は紅韻紅茶、鉄観音紅茶…などがあり、そして紅茶(全発酵)に近い烏龍茶と言

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2021年5月18日読了時間: 3分


大甲媽祖巡禮|媽祖様巡礼体験
先週は、台中で行われていた台湾最大な宗教的お祭りに行ってきました。
「大甲媽祖繞境」という媽祖様の巡礼です。大甲は台中県の中の地方名であり、この地ではタロイモの産地と台湾で一番信者さんの多い媽祖のお寺があることとして有名です。

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2021年4月27日読了時間: 3分


ちょっと台湾5月号は、地域限定の柚花烏龍茶と麻荖で、台湾地方の香りがお家にやってきます。
ちょっと台湾5月号の募集始めました❣️
+++++「ちょっと台湾」とは、毎月違うテーマとした台湾茶と伝統茶菓子を紹介し、お家で楽しめる台湾茶MeTimeのプチギフトセットです。+++++
台湾は4月の中旬から新茶の季節に入ります。全国各地の茶農家で、包種茶、高山烏龍茶、鉄観音

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2021年4月20日読了時間: 3分
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