【ちょっと台湾Plus|2026年秋季号】『台湾紅茶紀行:100年後の今の台湾紅茶、その全貌。』
- Pin-chun Lin

- 2 日前
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9月/10月/11月 秋の特集
『台湾紅茶紀行 100年後の今の台湾紅茶、その全貌』
今から100年前の日本統治時代の1925年から、台湾各地で始まった紅茶づくり。
数ある候補地の中から、日月潭がアッサム種の栽培に最も適した土地であることがわかり、本格的な台湾紅茶の歴史が幕を開けました。その後、アッサム種と台湾原生の山茶を交配して誕生した「紅玉」をはじめ、多彩な品種が育成され、さらに近年では、烏龍茶の産地でも個性豊かな小葉種紅茶が数多く生まれています。また、小綠葉蟬(ウンカ)の働きによって生まれる蜜香紅茶など、台湾紅茶は100年の時を経た今もなお、新たな魅力を広げ続けています。
本特集では、100年にわたる台湾紅茶の歩みをたどりながら、代表的な5種類の紅茶を実際に飲み比べ、それぞれの特徴や歴史、産地、品種の違いを解説します。知識として理解するだけでなく、実際に味わうことで、その違いを五感で感じていただける内容となっています。
さらに、本特集のために、現在台湾各地で生産されている紅茶を産地や品種ごとに整理した「台湾紅茶図鑑」を制作しました。複雑で分かりにくい台湾紅茶の世界を一目で把握できるようにまとめ、辞典のように何度でも見返せる一冊を目指しています。
一杯のお茶の向こうにある歴史や風土、生産者たちの想いに触れながら、奥深い台湾紅茶の世界を旅してみませんか。台湾茶が好きな方はもちろん、普段から紅茶を楽しんでいる方にも、新たな発見をお届けできる特集。
9月
台湾紅茶のはじまり──日本時代から受け継がれた100年の物語
台湾紅茶の歴史は、日本統治時代に始まりました。台湾各地で大葉種の試験栽培が行われた結果、日月潭周辺が栽培に最も適した土地として選ばれ、本格的な台湾紅茶産業が幕を開けます。その後、ミャンマーから導入されたBurma種と、魚池地区に自生する台湾山茶を交配して育成されたのが、1999年に発表された、台湾を代表する紅茶品種「紅玉(台茶18号)」です。ミントやシナモンを思わせる個性的な香りには、台湾山茶から受け継いだ遺伝的特徴が大きく関わっています。
台湾山茶は1717年の『諸羅県志』にも記録が残る台湾固有の野生茶樹で、日本統治時代には紅茶の試製にも利用されました。また、1930年には約3,000粒の種子が日本へ送られ、現在も三重県で「F4」と呼ばれる系統が栽培されています。一方で、その分類をめぐっては長年にわたり議論が続き、アッサム種、あるいはアッサム種の一系統と考えられてきました。しかし2009年、DNA解析によってCamellia sinensisとは異なる独立種 Camellia formosensisであることが明らかとなり、台湾固有の貴重な遺伝資源として世界的に認められるようになりました。
本特集では、アッサム紅茶・紅玉紅茶・台湾山茶紅茶の3種類を飲み比べながら、台湾紅茶誕生の物語と、その100年にわたる歩みをたどります。


10月
広がる台湾紅茶──烏龍茶産地から生まれた新しい紅茶の世界
1999年の921大地震をきっかけに日月潭紅茶が注目を集めたことで、台湾では小葉種を使った紅茶づくりにも関心が高まりました。しかし当時の台湾では、紅茶といえばアッサム種や輸入紅茶というイメージが強く、多くの茶農家や消費者にとって、烏龍茶用品種で紅茶を作るという発想は一般的ではありませんでした。
こうした状況を受け、茶業改良場は2006年から2011年にかけて、小葉種を用いた高品質な紅茶の製造技術の研究・開発を進めました。高山茶に使われる青心烏龍種、東方美人に使われる青心大冇種、碧螺春に使われる青心柑仔種、包種茶や金萱茶に使われる台茶12号(金萱)など、本来は烏龍茶づくりに用いられてきた品種を活用し、烏龍茶製法で培われた萎凋や攪拌の技術を取り入れることで、華やかな香りとまろやかな甘みを備えた、台湾ならではの小葉種紅茶が誕生しました。
さらに、紅茶は烏龍茶に比べて製造工程が比較的簡便で、夏や秋に収穫した茶葉でも高品質な製品を作ることができます。その結果、これまで価値が低いとされていた夏茶にも新たな可能性が生まれ、多くの烏龍茶産地が紅茶づくりへ参入しました。こうして台湾紅茶は日月潭だけにとどまらず、台湾各地へと広がり、それぞれの品種や産地の個性を生かした、多彩な紅茶文化へと発展していったのです。

11月
自然が育む紅茶──毎年同じようには出会えない、蜜香紅茶の魅力
1990年代、花蓮県では無農薬農業の推進をきっかけに、瑞穂郷・舞鶴地区を中心として農薬を使わない茶園が広がりました。すると、小緑葉蟬(ウンカ)が茶葉を吸汁し、茶樹は防御反応として香気成分を生成します。この自然の働きによって生まれたのが、蜂蜜や熟した果実を思わせる甘く華やかな香りを持つ「蜜香紅茶」です。渋みが少なく、まろやかで奥行きのある味わいは高く評価され、台湾を代表する紅茶の一つへと成長しました。
その後、蜜香紅茶は花蓮だけでなく、包種茶や烏龍茶を主力とする台湾各地の茶産地へと広がり、それぞれの品種や風土を生かした個性豊かな蜜香紅茶が生まれています。しかし、その品質はウンカの発生状況や天候など自然条件に大きく左右されるため、毎年安定して生産できるものではありません。このため、現在も継続的に蜜香紅茶の品評会が開催されているのは、花蓮県と新北市三峡区の2産地のみとなっています。
本特集では、蜜香紅茶の誕生と発展の歴史を紹介するとともに、『台湾紅茶図鑑』では台湾各地の代表的な小葉種紅茶を掲載し、蜜香紅茶については、継続的に品評会が開催されている花蓮県と新北市三峡区の2産地を収録しました。産地や品種によって異なる台湾紅茶の個性を知りながら、自然が育む一期一会の味わいをお楽しみください。

【台湾各地で取材・編集 フルカラー12Pの季刊誌】特集の台湾茶産地、歴史、茶師の物語、淹れ方、料理やお菓子とのペアリング、レシピも掲載
他にも、盛りだくさんの内容で「ちょっと台湾Plus秋季号」の特集をお届けします。
2026 Renewal リニューアル
パワーアップしたちょっと台湾
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【台湾各地で取材・編集 フルカラー12Pの季刊誌】
特集の台湾茶産地、歴史、茶師の物語、淹れ方、料理やお菓子とのペアリング、レシピも掲載
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希少なレア茶から日常的な台湾茶を実際に手に取って、贅沢に飲み比べ
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オンラインお茶会とオンライン料理教室のライブで画面越しで各種類の台湾茶の説明と料理作り

ちょっと台湾 Plus 2026年秋季号 ISSUE 37
【コンテンツ】
『台湾紅茶紀行:100年後の今の台湾紅茶、その全貌。』
台湾紅茶のはじまり──日本時代から受け継がれた100年の物語
広がる台湾紅茶──烏龍茶産地から生まれた新しい紅茶の世界
自然が育む紅茶──毎年同じようには出会えない、蜜香紅茶の魅力
オススメのお菓子レシピ
ほか
【台湾茶5種付き】
①老欉アッサム紅茶5g
②日月潭台湾山茶紅茶5g
③紅玉紅茶10g
④小葉種紅茶10g
⑤蜜香紅茶10g
※内容は予告なく変更となる可能性がございます。
※8月20日までにお申し込みいただくと、9月上旬にお届けします。ご注文のタイミングによっては、お届けまでに時間がかかる場合がございますのでご了承ください。
希少なお茶の中には、ロットが変わると同じ味わいを再現できないものもあります。
そのため、今回も数量限定でのご案内となります。
新しくなった台湾茶通信「ちょっと台湾Plus」2026年秋季号
ただいま、応募受付を開始しました!

■ 送料は別途となりますが、オンラインストアにて他の商品とあわせてご購入いただけます。
■ 内容
・季刊誌(フルカラー12ページ)
・台湾茶 4〜5種類
・掲載内容:台湾茶の紹介、産地のストーリー、基礎知識、レシピ、淹れ方動画QRコード、台湾音楽プレイリスト ほか
■ 応募締め切り:8月20日
■ 販売形態:期間・数量限定(先着100セット)
■ 発送予定
・8月31日までに発送
・9月上旬に日本国内へ到着予定
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