【2026春新茶】坪林文山包種優良賞|Wenshan Baochung Competition Tea
2026年春茶 新入荷!
115年新北好茶 春季文山包種茶コンテスト 優良賞 No.0435
できたてほやほやの春茶が届きました!
5月24日に文山包種茶コンテストの審査結果が発表され、すぐに提携茶農家を訪問。現地で試飲を重ねながら、今年の優良賞受賞茶を仕入れてきました。
今年の春茶らしいみずみずしさと華やかな香りを存分に楽しめる一杯です。
審査員による講評▶︎今年のコンテストには1,825点もの茶葉が出品され、過去最多を記録しました。審査は6日間にわたり行われ、例年以上に厳しい競争となりました。
審査員によると、入賞茶は全体的に優れた厚みとまろやかさを備え、繊細でなめらかな口当たりが特徴です。
香りではクチナシの花香が最も代表的で、さらに蘭の花やジャスミンを思わせる優雅な花香が感じられます。また、青リンゴ、青梅、グアバのような爽やかな果実香に加え、自然な黒糖やサトウキビを思わせる甘い香りが重なり、豊かな層を持つ鮮明な風味に仕上がっています。
今年の春茶シーズンは、前半の降雨量が少なく、後半には適度な雨が均等に降ったことで、茶樹の生育には恵まれた環境となりました。一方で、後期には茶葉の生長速度が速く、水分含量も高くなったため、製茶の難易度は例年以上に高くなりました。そのため、香りの引き出し方や製茶工程の管理など、生産者の技術力がより強く問われる年だったといわれています。
特に早い時期に製造された茶葉の中には、青臭さや熟成臭が現れるものも見られました。今回の審査ではそのような品質の不安定な茶葉を厳しく選別し、最終的に高い品質基準を満たした茶葉のみが入賞を果たしました。
優良賞の受賞茶は、本来300g入りの箱単位で購入する必要があります。箱のまま購入したい場合は、坪林農会や受賞した茶農家から直接お求めいただくのがおすすめです。
郷菜ShiangTsaiでは、より多くの方に気軽にコンテスト受賞茶を楽しんでいただけるよう、小分けでご紹介しています。
今回入荷したのは、「115年新北好茶春季文山包種茶コンテスト 優良賞 No.0435」。作り手は、田美茶園の翁治源さんです。
翁さんは、昨年の蜜香紅茶コンテストで特等賞を受賞した若手実力派の茶農家。確かな技術と丁寧な茶づくりで知られ、郷菜ShiangTsaiでも提携農家として毎シーズン高品質なコンテスト茶を分けていただいています。
今年の春季文山包種茶コンテストでも、その実力が発揮された一品です。ぜひ、受賞茶ならではの香りと味わいをお楽しみください。
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【文山包種茶とは】かつて「文山」と呼ばれた地域は、現在の台北市文山区・南港区、そして新北市に属する新店、坪林、石碇、深坑、汐止一帯を指していました。その一部は都市中心部に近く、今なお台北市に残る数少ない茶産地として知られています。たとえば、南港駅(台鉄、新幹線、MRTが乗り入れるターミナル駅)から車やバスでわずか20分ほどで茶畑にたどり着けるのは、大都市近郊としては非常に珍しいことです。また、文山区にあるMRT動物園駅からロープウェイに乗ると、有名な猫空の茶畑が広がり、ここは鉄観音茶の産地として知られています。
今から200年前の時代には、鉄製の茶缶など存在せず、お茶は紙に包んで店頭で販売されていました(輸出用には木箱が使用されていた)。当時、「種」とは茶の品種「青心烏龍」のことで、台湾語では「種仔(チョンアー)」と呼ばれていました。この「種仔」を紙で包んだお茶が「包種茶(ほうしゅちゃ)」と呼ばれるようになりました。
文山包種茶の中でも、山深くにある坪林産のものは特に名高く、標高約400メートルの茶畑には太平洋側から湿気を含んだ風が流れ込み、年間を通じて湿潤な気候が続きます。この環境が、上質な茶葉の栽培に適しているのです。また、町の約80%の住民が茶農家や製茶に関する仕事を務めているという、まさに「お茶の町」ともいえる地域です。
文山包種茶の最大の特徴は、花を加えていないのに、まるで花を入れたかのような香りがすることです。この香りは、摘み取った茶葉を一定時間放置して水分を飛ばす「萎凋(いちょう)」の工程に秘密があります。茶葉を均等に空気に触れさせるために撹拌(かくはん)することで、自然な花香が引き出されるのです。天候や茶葉の状態によって攪拌の頻度や強さ、回数は変わるため、職人の経験と感覚によって調整されます。こうして生まれる繊細な香りが、上質な包種茶の証であり、花の香りが特に際立ったものは毎年の春と冬に開かれる品評会で優勝し、1キロ1万台湾ドルを超える高値で取引されたりします。
また、台湾中南部でよく見られる丸く揉まれた高山茶とは異なり、包種茶は細長い形を保ったまま揉まれるため、黒い龍を思わせる姿が「烏龍茶(ウーロンチャ)」という名前の由来になったという説もあります。
包種茶は軽発酵で焙煎もほとんど施されておらず、味わいは緑茶に近い一方で、萎凋によって緑茶特有の渋みが抑えられ、さらに攪拌によって生まれる花香が加わることで、極めて上品な風味に仕上がっています。特に春に採れる茶葉は、その繊細さゆえに高い評価を受けます。
このような文山包種茶は、「北包種、南凍頂」と称されるように、台湾北部を代表する銘茶として知られ、「台湾十大名茶」にも数えられています。
【翠玉種(台茶13号)文山包種茶】で違う品種の飲み比べもおすすめ!
https://www.shiangtsai.com/product-page/ttes-no-13-wenshan-baochung
香り|クチナシ、蘭の花、ジャスミン(個人差があります)
作り方|摘み→萎凋(水分を飛ばす)→浪菁(空気と触れるように混ぜる)→炒菁(加熱)→揉捻(揉む)→乾燥
産地|新北坪林
品種|青心烏龍(坪林文山包種コンテスト指定品種)
標高|450m
発酵|★☆☆☆☆
焙煎|★☆☆☆☆
生産時期|4月、10月
茶葉:水
3g:100ml お湯の温度98度
浸出時間
一煎目/40秒
二煎目/40秒
三煎目/1分
*香りを楽しむために台湾双杯の使用が推奨されます。
水出し(C)
5gの茶葉に600mlの水、冷蔵庫で6〜8時間
開封後は直射日光や湿度を避け、できるだけ早く使いきることがおすすめです。
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