台南の杏仁荖
荖とは、もち米粉とタロイモ粉で混ぜた生地を揚げ、軽くてサクサクなもち米せんべいとなり、外側は水飴を絡んで、ゴマ、クラッシュナッツ、ココナッツフレークやポン菓子をつける伝統的なお菓子です。
元々は、天公という神様(台湾バージョンの天照大神的な存在)のお誕生日のお供え物でしたが、そのお誕生日が旧暦の1月9日なのでよくお正月に出番のあるお菓子として知られています。
一番良く見かけるのはゴマの付いたもので麻䇭(マーラオ)と呼び、麻荖とはゴマの付けたお餅せんべいだが(胡麻の麻を取って)、ポン菓子を付けたのは米荖、ピーナッツは土豆荖、ココナッツフレークは椰子荖だと、それぞれ名称があるのですが、一般的には麻荖という名まとめて呼んでいます。少し珍しいアーモンドスライスを付けた杏仁荖(シンゼンラオ)を台南で見つけましたので入荷しました。
アーモンドは、薬膳料理にもよく使われており、肺に潤いを与え、腎の機能を高めるなどの効果があるそうです。甘さ控えめで軽くて、身体に負担のないやさしいお菓子を提案しました。
1袋、6個入り。