霊芝薬膳茶｜Reishi Herbal Tea

宜蘭産の霊芝に、苗栗産のナツメと菊でできた薬膳茶は、気血を補い、冷え性になりがちな冬に身体を暖かくしてくれます。霊芝も、ナツメも、菊も全て有機栽培の物を使用し、こだわりの薬膳茶を是非味わっていただきたいです。
 
霊芝は漢方として古くから珍重されている「幻のキノコ」で、中国では紀元前200年からその記述があります。不老長寿の伝説で有名であり、現在でも滋養強壮などの薬効が認められ、人工栽培で栽培され漢方薬や健康食品に利用されています。野生の霊芝は湿度の高い森の中で成長しますが、湿度の高い宜蘭では霊芝やキノコ類に最適な環境が整っています。温性の物であり、抗がん剤の期待もあり、免疫力を高めたり、疲労を軽減したりすると言われています。霊芝に含まれるβ-Dグルカンには、免疫力を高める効果があるとされています。免疫機能を正常にする効果があるため、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、じんましん、アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を緩和する効果も期待されているそうです。
 
台湾のナツメは、苗栗の公館という町でしか栽培できません。霊芝とは逆に、乾燥した環境が好ましいとされ、台湾の西北部ではその条件が整っています。特に苗栗の土壌がナツメの栽培に適しているとされており、同じく苗栗県では台湾最大の食用キク花の栽培地としても知られています。ナツメは補血効果があるとされ、キクは疲れた目に良いとされています。台湾で栽培されているナツメは中国産と比べて小粒であり、毎年の夏に収穫されます。

霊芝茶の作り方
栄養素と味を早く抽出するために霊芝とナツメをキッチンバサミで細かく刻み、250mlの水と弱火で沸騰させ、その後10分ほど煮出します。
苦味のある霊芝に、甘みのあるナツメでバランスをとるのが一般的な霊芝の飲み方です。
苦味が苦手な方は黒糖を加えると温かくて甘くて飲みやすくなります。
火を止めてから蓋碗に移し菊の花を入れて蓋をして3分間蒸らす。
 
芯から暖まる、霊芝とキノコの薬膳鶏スープ
薬膳鶏スープが大好きな台湾人は、霊芝をよく干し椎茸と一緒に鶏肉と煮込み、気を補いながら免疫力のある身体を作って冬を過ごします。
 
苦味があり、ほんのりココアの香りに似ているため、近年は欧米ではコーヒーやホットチョコレートに入れるのが人気で、中国ではカフェインのない薬膳チャイに入れるのが人気を集まっているそうです。
 
霊芝チャイの作り方
1.キッチンバサミで細かく刻み、水200mlを入れ、沸騰したら蓋をして弱火で10分煮る
2.大さじ1の黒糖を加える
3.牛乳150mlを加え混ぜる
4.沸騰したら火を止め、菊の花を入れて3分蒸らす